常に時代を回り続ける「トレンド」。一周したり、消えては新しいものが入ってきたり・・・。その表情をコロコロ変えながら私たちの生活に根付いていく、まるで文化の移り変わりですね。
現代ではインターネットの普及により、外国や異文化社会からも様々なアイデアを取り入れられるようになり、ブームは巻き起こりやすくなっています。そして、その入れ替わりも早くなりましたね。2023年、この新時代にトレンドとなるものは一体何なのでしょうか?
過去にブームを巻き起こしたアイテムを振り返りながら、今年のトレンドを大予想していきましょう!
2023 流行は「ステルス家電」!?
2023 流行の兆しがあるもの、それは「ステルス家電」といわれる、現代型の便利家電です。その特徴を一言で説明すると、「家具と家電が一体化したもの」。どんなバリエーションがあるのでしょうか?その一部を見ていきましょう!
例えば、冷蔵庫とテーブルが一体化したステルス家電。
【家具と家電のハイブリット❗️】#日経トレンディ 2023年ヒット予測第2位「ステルス家電」
テーブルでありながら冷蔵庫、Bluetoothスピーカー、ワイヤレス充電などを搭載した多機能テーブル💡#LOOZER「SMART TABLE」
➡️https://t.co/dJPnlATVbl#キャスターな会 #ステルス家電 pic.twitter.com/QW9MWZq823— ヨドバシカメラ【公式】 (@Yodobashi_X) January 14, 2023
このテーブルをリビングに置けば、くつろいでいる時間にわざわざ食べ物や飲み物を取りに、キッチンまで行く手間が省けるのです。とても近代的ですよね!
そして、バスマットと体重計が一体化したステルス家電も!
【2023年ヒット予測インタビュー】
2位は「ステルス家電」
バスマットなのに体重計? 来年はインテリアに溶け込む家電に注目です。ヒットしそうな理由をissinの程氏に聞きました。#日経トレンディ
●日経トレンディ好評発売中https://t.co/aTvfTUxWbK pic.twitter.com/9lbekNAOSW— 日経トレンディ (@Nikkei_TRENDY) November 27, 2022
お風呂上がりにバスマットに乗るだけで、体重が計れてしまう優れもの。お風呂上がりという、体重を計るのにベストタイミングな状態で体重計の機能を提供できる、まさに忙しい現代人のニーズを満たす設計になっています。
どれくらい知ってる?過去のトレンド
それでは、過去にブームを巻き起こしたものはどういったアイテムだったのでしょうか?それぞれの時代背景とともに、振り返ってみましょう。
1990年:ルーズソックス
女子中高生がこぞって履いていた「ルーズソックス」。長いものだと150cmもの長さがあり、自身の身長とさほど変わらないという人もいたのではないでしょうか。分厚い素材で、履くとボリューミーな生地がくしゃっと縮まり、脚長効果があるといわれていました。ふくらはぎあたりでキープするため、文房具の糊を使ってルーズソックスを留めていた勇者も多かったはず。
ブームは10年以上にわたって続いたため、当時ルーズソックスを履いていた女子中学生たちが親になった現代、再ブームが訪れるなど変わらぬ注目度を誇るアイテムとなりました。
1996年:たまごっち
生き物を育てる卵型玩具として社会現象を巻き起こした「たまごっち」。発売25周年を迎えた現代では、スマートウォッチ型に進化し、液晶をはじめ機能や品質のクオリティーを上げ続けてきました。
現代のたまごっちは、鬼滅の刃やサンリオなど人気キャラクターのモデルが展開され、育成キャラクターの選択肢も増えているんです。人気アイドル・NiziUとコラボレーションしたモデルでは、Nizooと呼ばれるオリジナルキャラクターを育てることができます。ファンにはたまらない新機能ですね!
2001年: iPod
022年に静かにその姿を消した「iPod touch」。その祖先ともいえるのが、2001年に彗星のごとく現れたガジェット・iPodです。携帯音楽プレーヤーの先駆け商品となったiPodは、そのミニマルで可愛らしい見た目がとても近未来的で、持っているだけでステータスになるようなアイテムでした。
現代、新たな視聴プラットフォームとして人気を博している「Podcast」の語源も、iPodとbroad castを掛け合わせたもの。ブームから20年経ってもなお、現代のサービスにその名を残し続ける偉大な商品だったといえますね。
2014年:妖怪ウォッチ
小学生を中心に社会現象を巻き起こしたのが「妖怪ウォッチ」。一見可愛らしい普通のアニメのように見える本作品が飛躍的な人気を見せつけたのは、計算され尽くしたキャラクター設計でしょう。
妖怪ウォッチのキャラクターには、ガキ大将やお金持ちなど、まるでドラえもんを彷彿とさせるインパクトのある設定がありました。また、たまごっちをイメージする可愛らしいビジュアルの妖怪もいれば、ポケモンに出てきそうなクールでカッコイイ妖怪も。その奥の深い設定で、男女問わず子どもたちから大ウケした妖怪ウォッチは、常にポケモンを採用していたマクドナルドのカレンダーデザインの座も奪ってしまったほど、当時の流行を独占していたのです。
2016年:ポケモンGO
常に年代を問わず人気を呼び続けている、ポケモン。そんなポケモンから、GPS機能と連動させてリアルタイムでポケモンをゲットしていく「位置ゲー」としてブームを巻き起こしたのが「ポケモンGO」でした。
子どもと一緒にハマる親もいれば、そのまた親、つまり祖父母の世代でも馴染みのあるポケモンがテーマになっていて、世代を問わずその入り口が大きかったことも、ブームの理由となりました。通常のスマホゲームのように複雑な操作や機能もなく、シンプルにポケモンをゲットしていくという操作性も、幅広いユーザーを虜にした秘訣だったことでしょう。
まとめ
平成から令和に変わったこの20年ほどの間に、実に様々なアイテムや概念がトレンドとなり、私たちの生活を彩ってくれましたね。幼少期の素敵な思い出が残っているものもあれば、思春期の甘酸っぱい記憶が呼び起こされる人もいるでしょう。
2023年に新たなブームを引き起こすであろうトレンドも、私たちの人生や価値観、生活環境をガラリと変える革命的な存在になるのでしょうか。今から楽しみですね。